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Dietguide:Tetsuya Kawaguchi

エノキダイエット

【エノキダイエット】評価・寸評.jpg

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更新日 2013-03-20 | 作成日 2007-11-18

エノキダイエット

2011.12.03

ひとことで言うと:毎日エノキタケを100g食べよう!

ダイエットガイド 河口哲也

■■ エノキダイエットの発案者プロフィール ■■

江口文陽(えぐち ふみお)。1965年生まれ。群馬県出身。高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科教授。高崎健康福祉大学大学院健康福祉学研究科食品栄養学専攻教授兼任。日本きのこ学会理事・学会誌編集委員。日本炎症・再生医学会評議員。日本食品保蔵科学会評議員。日本木材学会きのこ研究強化・企画委員。環境省環境カウンセラー。東京農業大学地域環境科学部非常勤講師。東京大学大学院非常勤講師。東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)後、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学講師などを経て2001年より高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科教授となる。主な著書として「科学が証明!エノキダイエット/メディアファクトリー」「からだにおいしいきのこ料理115/理工図書」「きのこを利用する―病気の治療・予防から環境改善まで/地人書館」などがある。

■■ エノキダイエットの概略 ■■(執筆:比嘉 武詩)

ウエスト100.jpgダイエット行う上で大切なことは、食べる食材を選ぶことと同時に食べたものをしっかりと排出させることです。この排泄を促すものが野菜類やキノコ類などに含まれる食物繊維です。ご存知の方も多いと思いますが、食物繊維は食べると胃腸の中で分解され、腸内環境を整えたり、余分な脂質を便として排泄させたりする働きをします。

しかし現代人はこの排泄を促す食物繊維の摂取量が不足しており、便秘になりがちだと言われています。便秘になると腸の中で老廃物が長時間留まってしまいます。そのような状態では、体は老廃物から出される毒素まで吸収することになります。そして体内環境が悪くなり、結果的に代謝の悪い太りやすい体質となってしまうのです。

そもそも私たち日本人の食生活は太平洋戦争以後、急速に欧米化が進みました。その結果、もともと日本人が食べていた米や野菜、魚を中心とした食生活から、糖分の高いお菓子、脂肪分の多い肉食を摂る食生活に変化し、急速に食物繊維摂取量が不足していったのです。

これらのことを問題視し、健康にもダイエットにもよい食生活「エノキダイエット」を発案したのが江口文陽先生です。江口先生は、食物繊維の不足を補うのに最適なのがエノキダケだと言います。

そもそも食物繊維は大きく分けて可溶性と難溶性の2つに分類することができます。可溶性と難溶性の違いは、前者は細胞壁が壊れやすいため消化しやすく、後者は逆に細胞壁が壊れにくいため消化に時間がかかります。腸は食物繊維の消化に時間がかかればかかるほど、それらを分解するためによく働きます。その結果、それが刺激となり便通を促してくれるのです。そしてこの難溶性の食物繊維を多く含む食材がエノキダケです。ですから、毎日の食事にエノキダケをとり入れることが、便秘解消につながり、ひいてはダイエットの役に立ちます。

なお、エノキタケには「キノコキトサン」と呼ばれる物質が含まれています。キノコキトサンには、体脂肪を分解する働きと、食べ物に含まれる脂肪を体内に吸収する前に便として排出させる作用があります。ですから、毎日継続してエノキダケを摂取することで体内にある余分な脂肪を排除することができるのです。
また、食物繊維を含む食材としてよく取り上げられる野菜類は可溶性の食物繊維を多く含んでいます。ですから、野菜類よりも難溶性の食物繊維を含むエノキタケのほうが便通改善作用が高いと言えます。

以上のことを踏まえつつ、エノキダケダイエットの実践方法とその他のアドバイスを紹介いたします。

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